骨粗鬆症予防に役立つ食品

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨が軽石のようにス(鬆)が入ったスカスカな状態になり、ちょっとしたことで骨折しやすくなる病気のことを言います。
骨が大変もろくなった状態なので、わずかな衝撃にも耐えられず、ひどい場合は体重の重みだけで骨がつぶれてしまうこともあります。

品目別

乳製品

カルシウムが豊富な食品です。さらに、乳製品のカルシウムは吸収されやすく、他の食品のカルシウムよりも吸収率が高いです。
ビタミンDが豊富な鮭やマグロ、イワシなどの魚介類と組み合わせると効果が高い!

大豆

乳製品は苦手な方にとっては大豆で摂取しましょう。
豆腐は、変化をつけやすいので毎日利用してみても良いでしょう。

海草類

カルシウムも豊富に含まれていますが、ミネラル、ビタミン、食物繊維も含むヘルシーな食品です。量を摂ることができるので重要なカルシウム源となります。

骨粗鬆症に有効な主な成分

カルシウム

骨を強くするには、何と言ってもカルシウムがベストです。
カルシウムが不足すると、高齢になったら急激に衰え、骨粗鬆症になってしまいます。
カルシウムとビタミンDで骨密度を強くしましょう。

ビタミンK

骨のカルシウムを結合させる役目をするタンパク質の合成に、ビタミンKが関わっています。不足すると骨に充分なカルシウムが取り込まれず、骨が弱くなります。こうしたビタミンKの作用は、骨粗鬆症の治療薬にも生かされています。

マグネシウム

カルシウムやリンなどとともに骨の構成成分として骨組織を維持しています。また、骨の中にカルシウムの結晶をつくるのに必要な酵素を活性化させたり、カルシウムの吸収率向上にはたらくビタミンDを活性型に変える、骨の密度に影響を及ぼすなど、骨とのかかわりは密接です。