うつ病予防に役立つ食品

漠然とした不安や、心が落ち着かないといった症状が続いてしまう「うつ病」という病はとても厄介なものです。特に日本人はうつ病の発症率が外国と比べて高いと言われ、日本国内で100万人以上のうつ病患者が病院へ受診しています。
うつ病の人はもちろんですが、毎日ストレスを感じている人も食事に取り入れることで予防やストレス解消に繋がります。

品目別

納豆

毎日の食事にもっとも手軽に取り入れることができ、うつ病症状改善に役立ってくれる食べ物が「納豆」です。
心が安定を保つための「セロトニン」という成分を作るために必要な、「トリプトファン」という成分を納豆は多く含んでいます。セロトニンは幸福を感じた時に脳内から放出される物質なので、精神を安定させるのに非常に効果があります。

緑黄色野菜

ここでの緑黄色野菜は「葉酸」を多く含む野菜のことを指します。
葉酸は、ビタミンB群の一種で「造血のビタミン」とも呼ばれている血を造ることにとても大切なビタミンです。
特に貧血などに効果を発揮してくれるビタミンなのですが、血が増えることは精神不安の症状にも効果を発揮してくれます。

豆腐

納豆と同じ大豆を原料に作られている豆腐にも「トリプトファン」が非常に多く含まれています。納豆を嫌いな人もいるので、苦手な人は豆腐を食べるようにしましょう。
納豆も豆腐も食べている時間が無いという人には「豆乳」を摂取するように心がけましょう。

うつ病に有効な主な成分

カルシウム

よく、イライラしているのはカルシウムが不足しているから、と言われますが実際その通りで、カルシウムには神経の働きを正常にする作用があり精神状態を安定させる効果があるので、イライラだけでなくうつ病の症状でもある焦燥感の解消などが見込めるので、うつ病の人にもチーズを食べることをお勧めします。

ビタミンB12

うつ病の予防・改善のためにはビタミンやミネラル、アミノ酸のバランスの取れた食事が回復のカギとなってきますが、チーズにはビタミンの一つ、ビタミンB12が豊富です。
ビタミンB12は神経機能をサポートする役割があり、脳の機能を正常に保つ作用があります。
また、葉酸と協力することで血液の成分、赤血球を生み出す効果があるので貧血予防にもなります。

n-3脂肪酸

難しい用語ですがDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、ALA(αリノレン酸)などの総称です。
DHAは「頭が良くなる成分」として有名ですね。魚類に多く含まれることが広く知られています。