低血圧予防に役立つ食品

高血圧は、病気と見られがちなのに低血圧は病気と見なされない傾向にありますね。
低血圧には疲れ、気力がない、だるいといった不快な症状に悩まされる方が多いようです。
低血圧の状態は、身体の中を巡る血液の量が少ない状態と言えます。
身体の中の細胞や臓器は、血液によって酸素や栄養を補給しているので、循環血液量が少ないとエネルギー不足になると同時に、代謝によってできた老廃物が溜まってしまうことにもなります。

品目別

しじみ

しじみは肉量が少ないですが、この身の中に上質なたんぱく質が豊富に含まれています。
必須アミノ酸もバランス良く含まれており、その中の一つのタウリンという成分が体内の血圧を調節するはたらきを持っています。

かぼちゃ

かぼちゃの種子には、リノール酸やオレイン酸などの良質な脂肪が含まれています。
これら脂肪は血圧を正常に戻し、強壮にも効果があります。

牛肉

必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質で消化吸収のよいタンパク質が豊富にあります。 また、ビタミンB群が多く、体を正常に働かせるために役立ち、ストレスや疲労の回復にもよいといわれています。さらに鉄も含まれているため、貧血や低血圧を改善する働きもあります。

低血圧に有効な主な成分

カリウム

食塩に含まれるナトリウムの過剰摂取が低血圧の大きな要因であるが、カリウムには余分なナトリウムを体外に排出させる作用を持っています。塩分を控えながらカリウムを摂取すると、効果的です。

カテキン

お茶が血中コレステロールの増加を抑制することが明らかになっており、その作用を発揮する主な成分はカテキンとされています。血中のコレステロールや脂質を取り除いて血流を改善し、血圧を低下させます。

ルチン

血管壁を強くし、血圧効果作用のあることが近年の研究で明らかにされています。ビタミンCの吸収を助けるはたらきもあり、低血圧予防として期待される成分です。