「か」から始まる用語集

貝カルシウム

貝殻を、焼成して得られた天然のもので、成分は酸化カルシウムである。製造用剤、栄養強化剤として使用される。安全性に問題は無い。

化学調味料

自然に存在する素材から作り出したものでは無く、自然に存在しない素材を人口的に作り出して製造した調味料。代表的な例では「味の素」である。以前は石油等から作っていた。最近になり自然のものに素材を代えているという。

過酸化水素

過酸化水素 (かさんかすいそ、Hydrogen peroxide)は、化学式 H2O2 で表される化合物で、常温では無色の水よりわずかに粘度の高い弱酸性の液体である。

カゼイン

カゼイン (casein) は、牛乳やチーズなどにふくまれるタンパク質の一種でリン酸化された糖タンパクである。(牛乳を温めると薄い膜が表面にできる。これがカゼインである。)
チーズの原料や、食品の乳化剤として使用される。

カゼインNa

カゼインにナトリウムを結合させたもの。
カゼインナトリウムは水によく溶けるので、カゼインよりも利用範囲が広い。
安定化剤、乳化剤として使用され、アイスクリーム、ゼリー、食肉製品(ハム、ソーセージ)、麺類、魚肉練り製品等に含まれる。

カタラーゼ

遺伝子組み換えの真菌が由来の酵素。
用途として食品、特に卵を使った食品の腐敗を遅らせる。

ガムベース

ガムベースの最も代表的なもの。別名は、クラウンガム、チクブル、ニスペロ。サポジラという植物の分泌液からつくられる。ガムベースという名前の通り、チューインガム一般に使われている。

カラギーナン

カラギーナン (carrageenan) は直鎖含硫黄多糖類の一種で、D-ガラクトース(もしくは 3,6-アンヒドロ-D-ガラクトース)と硫酸から構成される陰イオン性高分子化合物である。カラギナン、カラゲナン、カラジーナン、カラゲニン (carrageenin) とも呼ばれる。CAS登録番号 9000-07-1。ふつう紅藻類からアルカリ抽出により得られる。組成は同じく紅藻類から得られるアガロース(寒天の主成分)に似るが硫酸を多く含む点で異なる。

カラメル色素

ソース、コーラ、コーヒー飲料、洋酒、菓子類、ラーメンスープ、醤油等多くの食品に着色料として使われる。
製法別に四つの番号に分けられる。

カリウム

ナトリウムとともに細胞内のミネラルバランスを一定に保つ。余分なナトリウムの排泄を促し、高血圧の予防に役立つ。慢性腎臓病では摂取が制限される場合がある。

カロテン

カロチテン(カロチン)は、カロチノイド色素(カロテノイド)のうち炭素と水素とから成る化合物の総称である。植物によって生合成されるが、動物は生合成することができない。カロテンは光合成において重要な橙色光合成色素の一つである。

カロチノイド色素

カロチノイド色素とは、動植物に含まれる黄、橙、赤、紫色を示す色素の総称であり、アナトー色素、パプリカ色素、β-カロチン等の種類がある。

かん水

かん水は中華麺やワンタンの皮に加えられるアルカリ塩水溶液であり、添加物となる。

甘味料

甘味料とは、食品に甘みをつけるために使われる調味料である。なお食品衛生法による食品の表示にあっては食品添加物に区分される。近年では、天然に存在しない人工甘味料も利用されている。